お金へのブロック
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
- 作者: ロバートキヨサキ,白根美保子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私は15年ほど前に一度この本を読んだことがある。
金融や経済については縁がないのに、タイトルに惹かれて読んだ。そして、衝撃を受けた。
こんな世界があるのか!
こんな生き方があるのか!
(;´д`)
公務員の家に生まれた私は、この著者同様、高い教育を受け、誠実に働き続けることを最善と教え込まれた。
父はもうこの世にはいないが、最後は校長となり「満足な人生だった」と日記に記している。
私はそんな父が誇りだったが、一方で「お父さんはいつも貧乏だ」と感じていた。
専業主婦の母のほうが豊かに見えた。
「父の稼いだお金なのに、母が搾取している!(`Δ´)」と、ファザコン気味の私は常々母に理不尽さん感じていたが、今思うと母はお金に対して正直で自由だったのだと思う。対する父は「清貧」を美徳とする人だった。
二人は夫婦として、お金についてはそれぞれの価値観で満足してたんだろうな。
私はというと、父の教えに従順に育ったので、いまだに豊かにはなっていない。
二つ下の妹は公務員だがなぜか豊かだ。ずっと豊かだ。妹は母と似ていてお金を持つことに罪悪感や、お金持ちに妙な嫌悪感を持っていない。
妹はいつも屈託なくのびやかだ。
「私、お金には恵まれてるの。なぜかわからないけど、これからもお金には苦労しないと思う。」
と笑顔で話す。
私は「こうであるべき」が強いベキベキ人間だったので、昔は妹や母のような考え方がどーにも不真面目に感じていた。
だが彼女らは豊かで幸せだ。
ほしいものは素直にほしいと思ってよかったのだ。
そんなシンプルなことにようやくたどり着く。
「もうこの年齢では遅い。諦めるべきだ。」
なんて声が私の底でささやき始めそうなので、慌てて耳を塞ぐことにした。
私は豊かになりたいし、
なっていいいし、
なっていけるのだ!
遅ればせながら、自分の中のブロック外しに挑戦だ。
そんな自分を、少しだけかわいく思う(笑)。