仕事好きなわたしのブログ

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秀逸ポスター 「お酒の失敗じゃない。あなたの失敗です。」終了しちゃった〜、残念!

気がついたら終わっていた!(;゜0゜)

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https://www.westjr.co.jp/press/article/2018/11/page_13478.htmlより)

「お酒の失敗じゃない。あなたの失敗です。」ポスター

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181218-00000004-withnews-sciheadlines.yahoo.co.jp

2月9日までだったそうで、とっても残念。

電車を利用する私にとって、駅のポスターは自然と目に入ってくるもの。それが秀逸なものだと日常へのささやかなスパイスとなってくれる。


伝えたいことが不明瞭な広告が多い

CMを見ていても思うのだが、

「これ、誰に向けての広告なんだろう?」
「何のための宣伝なんだろう?」

と、よくわからないものも少なくない。
タレントそのものの宣伝のため??と思うようなものも多く、商品の良さが伝わってこなかったり、社名だけが連呼されていて、「で、何がどう素晴らしいの?」は二の次だったり。
そういう、伝わってこない宣伝は、次回からはノイズや風景と化してしまう。「きっと多くの経費かかっているんだろうけどなあ・・」と気の毒な気持ちにさえなっている。

そんな中、このポスターにはしびれました!
伝えたいこと、言いたいことがスパッと表現されていて、しかも「本当はみんなが思っている、社会的な真実」みたいなものをしっかり言ってくれている。そして、余計なものが一切ない。

シンプルで、ストレートで、しかも表現者の潔さが感じられる一枚のポスター。何度見ても飽きない。まさか、もう終了だったなんて、残念ー。

「伝える」って、シンプル思考

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人気タレント頼みでなくても、技巧に凝り過ぎた(技巧の宣伝か!?)ものでなくても十分に、それ以上に人に伝えられるのだ、と証明してくれたようなポスターだった。

ポスターは、「伝えたいこと」を凝縮し、いかにそれを見る側に届けるかをたった一枚で勝負する。だからこそ、伝えたいことが本当の意味で理解できていないと作成できないだろうし、余計なものを削ぐ勇気も必要になる。削いで削ぎきったものに魂を込めていく作業のようなものではないかと思う。

私は広告業界の人間でもないし、美術関係でもないが、「見る側」「受け止める側」としてこんなふうに思っている。